無垢材・突板(つきいた)
無垢材のご案内
オーク材
家具としては一般的な材料になり、堅く丈夫です。堅いためダイニングテーブルやフローリング材などにも適しています。
弊社で使用しているオーク材は、ロシア産になりますが、近年ロシアの輸出規制もあり、特に大きなメーカーはアメリカ産のレッドオーク材やホワイトオークなどが主流になります。弊社で使う量が少ないためロシア産を入手できています。オイル・ウレタンなどの着色もできます。
ウォールナット材
濃い色の木材として定番の木材になります。家具材としては高級な材料になり、近年ウォールナットの家具が流行っていますね。産地は北米になり、クルミ科の紅葉樹になります。経年変化により少し色が黒っぽい色が薄くなります。入荷により黒が強いときは少し赤味があるときもあります。
チェリー材
最初は薄いピンクの色が、経年変化で徐々に濃くなってきます。木材のなかでも色の変化が大きく、変化を楽しむ方も多いです。画像よりもっと濃くなってきます。また、オイル仕上げにされる場合は、触った感触が他の材料より滑らかな印象もあります。
メープル材
白っぽい木材として人気があります。無垢材の場合経年変化で少しづつ黄色っぽくなってきます。ドアやフローリングなど建材は木目を印刷したものを貼っているものが多く、ずっと白っぽい木材の印象ですが、天然木は必ず経年変化で印象が変わってきますので、選ばれる際はご注意ください。
ブナ材
こちらもメープルと同様に白っぽい木材として人気がありますが、メープル同様に経年変化で黄色っぽく変化します。メープルとの大きな違いは、ブナが細かな点々の模様があります。
ひのき材(岐阜県産)
日本を代表する木材になります。広葉樹と違い針葉樹になり、少し柔らかいため、凹みやキズが付きやすいです。しかし、柔らかい木材は、温かみもあり、特徴をご理解の上お選びいただくと嬉しいです。岐阜県産は「東濃桧(とうのうひのき)」としてブランド材として流通しています。他地域との違いは寒い地域で育つため、生育に時間が掛かるため目が詰まった材料で、少し赤味(ピンク)のある特徴もあります。隣の長野県の「木曾桧」がもっとも有名なひのきになり、気候も地形も似ている岐阜県も良質なひのきが育ちます。たまに花粉症の方からお問い合わせいただくこともありますが、特に影響はありません。
栗材(国産)
国産の広葉樹で流通が多く、弊社でも常備在庫をしています。広葉樹で国産の材料をご希望される方にお勧めしています。ひのきより堅く、家具材として向いています。ぱっと見た感じはなら材に似ていますが、木目がはっきりしていることと、ナラより少し黄色っぽい印象があります。と言っても並べてみないと分からない範囲です。
くるみ材(国産)
国産でよく使われる材料として胡桃がございます。赤・白・茶色など一枚の板でも色の違いがあり、特徴のある木材です。色の違いが大きく自然っぽい雰囲気があります。サンプルは色の違う箇所をカットしています。
すぎ材(岐阜県産)
花粉症で名前だけでも花がムズムズする方もいらっしゃるかもしれませんが、杉材の家具と花粉症には影響ありません。柔らかく温かみがありますが、凹みやキズが付きやすくなり畳ベッドや小上がりのキズが付きにくい場所への用途に向いています。
岐阜県産は「ながら杉」と呼ばれていまして、鵜飼で有名な長良川にちなんで命名されています。たまに花粉症の方からお問い合わせいただくこともありますが、特に影響はありません。
なら材(こなら・みずなら)国産
オークの日本名 国産は楢材(なら)になり、ミズナラやコナラが有名です。オーク材より幅の狭い材料が多く、デザインやサイズにより対応できる場合がございます。輸入材をオーク、国産をなら材と言うことが多いですが、輸入材もなら材という方もいらっしゃいます。見た目はオーク材とナラ材の違いはプロでも分からないくらい似ています。
山桜(国産)
公園などに植林された桜とは別に日本の山に自生した桜は何種類もあり、総称して山桜と呼ばれています。木目や色の変わり方はチェリー材とほぼ同じです。材木店に常備在庫がなく、ご希望の方がいらっしゃれば材木店に問い合わせもできます。
突板のご案内
無垢材をご希望される場合、イラストのような突板(つきいた)を併用したほうが、コストを抑えることができるため、通常お見積時は突板を併用した仕様にてご案内をしています。
突板を使う条件に①幅広のパーツ、さらに②手があまり触れない部分に使っています。デザイン的には箱型構造は突板を併用し、10㎝前後巾のパーツの組み合わせのデザインは無垢材を使っています。どのタイプも無垢材のみで製作することもできますので、お問い合わせください。最近では化粧板の印刷技術も進化して、天然木と思い込んでしまうような商品もありますね。
オーク材・チェリー材・ウォールナット材は突板を使っています。その他の樹種もございますが、無垢と色の違いがでるため、弊社では2種類に限定しています。
巾接ぎのご案内
ダイニングテーブルなど一枚板は迫力もあり、木雰囲気がありますが、コストが大きくアップするため、弊社では下記のようは巾接ぎの材料を使用します。巾約100~150㎜の板を並べて接着して板にします。コストが抑えることができるメリットがあります。
集成材のご案内
タモ集成材は弊社で最も使う材料になります。その他、畳ベッドや小上がりの構造材や引き出しの箱部分に、パイン集成材も使っています。細長い無垢を接着した材料になります。好みもございますが、各ブロックごとに微妙な色の違いが、特徴です。反りにくいなどのメリットがございますが、無垢材から作られていますので、季節や湿気などの影響により無垢材と同じように反ったり伸縮することはあります。